10.13.Wスタンバイツアー千秋楽を終えて


長いよ(w


娘。卒業公演から僅か9日後の8月10日からスタートしたWスタンバイツアー。
2ヶ月間で全23公演(ピストル参加18公演)。
Wの2人もWヲタ達も娘。卒業の余韻に浸る間もなく突っ走って来た2ヶ月間だったと思う。
ごっちんが娘。卒業後に初ツアーを行ったのは半年後。
なっちはすぐにミュージカルをやったものの初ツアーは5ヵ月後。
卒業後間髪入れずにここまで長期に渡るツアーを行ったのはWが初めての事だ。

娘。を卒業してまだ2ヶ月しか経っていないのに、今ではモーニング娘。という大所帯で
2人が歌ってる姿が遥か昔の出来事のように感じる。
細切れのパートを歌ってたあの頃とは違い、1つの歌を二人だけで歌いきる姿。
今のWのステージを見ていると当たり前に感じるこの姿が、僅か2ヶ月前から始まった事だと思うと
とても不思議な気持ちになる。
モーニング娘。というふるさとを離れた寂しさは今の2人からはまったく感じないし、
応援しているWヲタにもそれは微塵も感じない。
それだけWとしての活動が充実していて、後ろを振り返ってる余裕もないって事なんだろうと思う。

スピード出しすぎ。そう感じることもある。
あまりにも飛ばしすぎると燃料切れになっちゃうんじゃ?
普通ならばそう感じてもおかしくないぐらいWは猛スピードで突っ走ってる。
でも、そのスピードに合わせてくっついていると、燃料切れの心配なんてまったく感じない。
スピード出して飛ばしてる二人がとても頼もしいし、2人を追っかけてるのが楽しくてしょうがない。
今、こんな猛スピードで突っ走ってるユニットは日本中探してもW以外ないだろう。



ツアー後半のMCでは、ツアー当初2人だけで楽屋で過ごす事や隣同士に座る事が
ぎこちなくて恥ずかしかったと話していた。
娘。時代はツアー移動中もあえて別々の席に座らせられたり、他のメンバーと一緒になる機会の方が
多かったようだ。
私としてはこの話を初めて聞いた時はびっくりしたし、ちょっと複雑な気持ちにもなった。
固い絆で結ばれている運命の2人が、これから2人だけで活動していく上で、
その初めの一歩であったこのツアー。
お互いの事を再度確認しあったり、絆を確かめ合う時間としてはとても有意義な期間だったんだと思う。
今思えば、ファーストツアーはフルコンサートではなく、Wスタンバイという形を取ったことも
2人にとってはプラスに働いたのかもしれないと感じることもちょっとはある。
娘。を離れていきなり2人だけというよりは、後輩であるベリーズが傍にいることで
気分的にも多少は違っただろうし、初めてのツアーを経験するメンバーの姿を見ることで
初心を思い出す的な部分もあったと思う。(無理矢理肯定してこのぐらいだけどね)

ライブの曲数自体は娘。ツアーと比べるとかなり少ない。
W単独7曲(「あぁ いいな!」含む。ロボキッス追加後は8曲)。
娘。春コンでは、娘。12曲、W1曲、ミニモニ。2曲、さくら組2曲と計17曲の間は
ステージ上に加護ちゃんが居た。
娘。時代と比べるのはちょっとナンセンスかもしれないけど、
その曲数の少なさを補ってくれたのがMCコーナー。
ライブで曲を聞く楽しみ以上にこのMCが私にはたまらなかった。
娘。時代はほとんど同じようなMCしか喋らなかったし、たまに出るアドリブ的な物を
期待する以外はMCで心躍るような場面はほとんどなかった。

Wスタンバイツアーでは、毎回ある程度は同じ内容を喋る部分はあるものの、
計23公演まったく違う話を聞かせてくれた。
加護ちゃんのトークを聞けるという事は、私にとって一番と言ってもいいぐらいうれしいこと。
今年になってからは「よろしくセンパイ」「二人ゴト」などの番組のお陰で、
加護ちゃんのリアルトークを聞く機会も増えては来たが、デビューしてから今まで、
長時間に渡って加護ちゃんのトークを聞ける機会っていうのはほとんどなかった。

加護ちゃんが今何を考えて何を思っているのか?
これは私の永遠のテーマと言ってもいい。
加護ちゃんは多くを語ることがなかったので、TV番組や雑誌インタビューの発言を聞き、
私なりに解釈して、加護ちゃんの思いを享受して来た。
亜依國精神をなぜ書き続けているかと問われれば、そのためだと言ってもいい。
加護ちゃんの発言を自分なりの解釈で文章にする。
それが加護ちゃんと同時代に生きている私の使命だと思っていた部分でもある。
しかし、自らの口でここまで語る加護ちゃんを見ていると、その行為すら不必要に思えてくる。
加護ちゃんがMCで話してくれた内容そのものを伝える、そのまま文章として残す。
それだけでいいんじゃないかと。
私のフィルターを通して、私の解釈を付け加える必要がない。

娘。を卒業してユニットで活動することにより、色々と活動の幅が増えることは想像していたが、
このツアーを経て私が一番に感じたことは、加護ちゃんのトークを聞けるという事が、
これほどまでにうれしい事だったんだという事。
ライブ内容自体で上を目指せば、もっと曲を増やして欲しいし、Wのコンサートとして最初から最後まで
きちんとしたコンセプトに乗っ取ったWワールドをもっと見たいと思うし、セット含めた演出にも
まだまだ注文はたくさんある。
本来、演出とは呼べないが、Wの2人に約10分間フリーでトークをさせたという事が
今回のWスタンバイの最高の演出だったと思う。
ようは、スタッフの力は今回ほとんど必要がなかったという事だ。
いつまでもWの2人頼みではなく、2人が更に輝くために素晴らしい演出をスタッフには期待したい。
と言っても、余計な演出で足を引っ張るぐらいなら、全編フリーにした方が素晴らしい物が出来上がる
可能性は高いだろうけど。

今では現場系代表のように思われてる私だが、去年までは同じツアーを遠征してまで
何度も参戦するようなことはしてこなかった。
東京でやるライブも、土曜日は昼夜出たとしても、日曜日は疲れるから夜だけにしようとか
そんな感じだった。
わざわざ遠征するのは初日とか千秋楽とか縁起物ぐらい。
それが今回は仕事でどうしても行けない公演以外はほぼ参戦した。
ワンツアーに使った金額も過去最高だと思う。
行かずには居れない。今日しか聞けない話を聞き逃したら大変だって思い。
本来のコンサートに参戦するって事と、私の参戦とは本質的に違うかもしれないけど
例え来年も合同コンだとしても、加護ちゃんのトークが聞ける限り、可能な限り参戦し続ける、
その気持ちは今後も変わらない。



合同コンへの思いは、始まった当初と今では若干変わってきた。
合同コンに反対の基本スタンスは未だに変わらないが、
ベリーズ工房自体やベリーズのメンバーには別に悪い感情は持っていない。
会場で奇声を上げたり、コンサートの邪魔をする一部のベリヲタが嫌いなだけであって
ベリーズを真剣に応援しているファンにも悪い感情はまったく持ってない。

なんでWスタンバイには馬鹿なヲタが多いのか理由は簡単なことで、
ステージに居るメンバーに対してリスペクトする気持ちがない奴が多いからだろう。
なっちやごっちん、あややのライブではそこまで馬鹿な奴は多くない。(娘。は?)
それはステージのメンバーに対しリスペクトする気持ちを持っている人が多いからで、
正直、ベリーズヲタにはそのリスペクトという気持ちがないヲタが多いと思う。(Wヲタにも居る)
これは偏見で言ってるわけではなく事実だと思う。真剣に応援している人も間違いなく居るが、
ステージ上の演者よりも、自分の方が上に居るって感覚を持ってる人は多いハズ。
(相手は小学生だから上に居るって感覚はある意味では正常なのかもしれないけど。)
なっちやごっちんに馬鹿なことすれば、ステージ上から睨まれたりするだろうけど、
ベリーズはまだ子供だし無防備だから、やり易いってのもあるだろう。
その空間にWが居るって事は、やはり納得できないし、胸くそ悪い。
大阪公演の時に、最後の挨拶が終わって、ベリーズがステージをはけて、
Wだけがステージに残った時、2人に背を向けてぞろぞろとベリヲタが帰って行った。
あんな事が起こるライブはハロプロの中でもこのツアーだけだし、やはり許せることではない。

WはWだけの世界を作って欲しい、ベリーズはベリーズだけの世界を作って欲しい。それだけ。
たぶんベリーズの単独ツアーが行われれば私も1、2回は足を運ぶだろう。
ディナー食ってる時に、デザートは出さないでくれってだけの話だ。
出された物は残さず食べないとコックさんに失礼だから、全部きちんと食べる。
だからコンサート全体を楽しむってスタンスは変わらない。
ベリーズのCDが売れて、ベリーズが独り立ちできること。
これが実現しない限り、ある程度の期間は合同コンという形を取られるのかもしれないが、
単独ツアーが行われるまでは断固として事務所への抗議だけは止めない。
会場でのアンケートやメール投稿は今後も引き続き行っていく。これはWヲタとしての使命だと思う。
「娘。ラジ宴」でミハルオー氏等も言ってたけど、行動することは非常に重要なこと。
思うなら行動に移す。私は実行し続ける。


最後は愚痴っぽくなったけど、Wスタンバイツアー自体はとても楽しかったので、
満足感は非常に溢れてる。
だからといって、「合同コンで良かったじゃん!」とは絶対に思わない。
「Wスタンバイが楽しかった」と「合同コンが正解」とは絶対にイコールではないって事は、
自分自身も見間違わないように肝に銘じておきたいと思う。